スタンフォード大学病院が提供するBirth Center Orientationに出席した
サンタクララの青空からこんにちは。
どうもおっちょこもりです。
今日は、通っているスタンフォード大学病院のルーシー・パッカード・チルドレン・ホスピタルが提供する出産病棟のオリエンテーションに出たという話をお送りします。
Birth Center Orientationとは
病院から無料で提供されるオリエンテーションで、zoomでオンラインで実施される。
zoomといえども、こちらのマイクとカメラはオフ。ただ聞くだけの形だ。
言語はもちろん英語なのだが、ないよりはまし。
1か月に1回実施されていて、たしか出産予定日の2か月前とかの日程から病院のweb上で参加登録ができる。
登録すると、zoomリンクが送られてきて時間になったら参加する。
事前に質問があればメール等で質問しておき、その場で質問があれば、QAというボタンでチャットで質問すると、ファシリテーターの人が拾ってくれて質問してくれる。
時間は夕方の5時から7時までみっちり2時間のオリエンテーションだった。
内容
内容は、私が参加したときは以下の4部構成だった。
- 出産病棟での出産までの出来事や注意事項の説明
- 麻酔の説明
- 出産後、退院までの出来事や注意事項の説明
- 小児科からの説明
参加にあたって
参加にあたって英語が怪しいので以下のこと実施。
博士太郎さんが仕事で出れないという状況だったので念には念を入れた対応。
- 資料は画面共有で提供されるが、後で配られるということはないので、画面キャプチャを一つずつとって保存しておく
- オリエンテーションの音声は録音しておく(zoomの機能ではなく、パソコンのボイスレコーダーで音声を個人的に録音)
- 後から音声を聞きなおし、メモを取り直す
こういうこと一つに時間がかかってしまうのが、異国での暮らしの不便なところ。
内容
自分の記録のためということと、もしこれを見ているこれからスタンフォード大学病院で出産を控えている方のためにざっとしたオリエンテーションの内容を共有する。
英語の解釈が怪しいところがあることは了承願いたい。
出産病棟での出産までの出来事や注意事項の説明
注意事項は以下の通り
- 事前登録(Pre-registration)を予定日6週間前までに必ずしておくこと
- 入院に際して持っていくものは少なくてOK。母子ともに必要なものの提供はある。
- バースプランは決まった書式はないが、事前に準備して産婦人科および当日のナースに共有すると良い。しかし柔軟性が大事。
- 退院後のケアをするため小児科を事前に選んでおくこと。
- カーシートを事前に付けておくこと(無料の講座もある)
いつ病院に行ったらよいか
- 事前に産婦人科の先生と話しておくことが大事
- 出産センターの電話番号に電話するとアドバイスをくれる(電話帳に登録しておくこと)
- 計画分娩でも来る前に一報欲しい(病院で長く待ったりする可能性があるから)
出産の場所は
- 725Welch Rdの西病棟にすべてあるのでWest Buildingに来るように
- 入院中のパーキングパスはもらえる
- 24時間あいているが、入り口でセキュリティチェック、健康チェックがある
- コロナの症状がある場合は必ず伝えること(伝えて拒否されるということはない)
- 出産ユニットは280(ハイウェイ280と覚えると良い)そこまで行くとスタッフが案内してくれる
到着後の流れ
- 到着後は出産が近づいているかの初期検査がある。必要以上に病院に長くいさせないための措置
- 現状の病院のポリシーでは1人まで一緒に部屋に入ることができる
- コロナのテストもこの時に行われる
- その後、個室に案内される
出産までの部屋
- 出産まで過ごす部屋は全部で10部屋
- すべての部屋は出産用の専用のベッドを備えており、歩いて出産用の部屋に行く必要はない
- ピーナッツボールなどを備えている
- バスタブはないが、個別のシャワー、トイレがある
- 付き添い人が休む場所もある
- ヨガボールは準備していないので持ってきたいならば持ってくること
- 充電器用の延長コードがあるとよい
- その他、音が気になる人は耳栓があると良い
- 過ごしやすいローブやスリッパなどを持ってきてもよい
- 基本的には部屋に必要なものはある
- 付き添い人は現在のポリシーでは2人まで。しかし泊まれるのは1人まで
- スタッフが部屋にいるときは病院指定のマスクをすることが必要
- ナースは12時間シフト。ナースが出産のための指導をしてくれるので、コミュニケーションが鍵になる(自然、無痛問わず)
- 出産に関するチームや小児科等は必要に応じてアクセスする
- 無痛分娩希望ならば24時間いつでも麻酔チームを使うことができる、会ってどんな麻酔を使うか議論することもできる
Skin to Skinケア
- 理想的な出産だと、生まれた後すぐに母体の肌の上に子を連れてきてSkin to Skinケアをする
- 母乳育児を始めやすくするなどのメリットがある
- 希望すればパートナーもSkin to Skinケアが可能
産後のケア
- 産後すぐに体重は測らない。少し待ってからになる
- 子は少量のビタミンKの注射や予防的な抗生物質を投与される
- 回復のため1-1.5時間出産部屋に滞在する
- もしNICUでのケアが必要ならばすぐにスペシャルケアが提供される
- 取り間違いがないようにアームバンドで管理される
マタニティユニット
- 出産後しばらくするとマタニティユニットに移動する。退院まで滞在する。
- 母子同室になる
QA
- コロナ陰性、陽性にかかわらずスタッフがいるときはマスク着用が必要
- 付添人は病院外になるべく出ないようにお願いしている(暴露を減らすため)
- 臍帯血バンクについて、スタンフォードの臍帯血バンクがあり、自分は何もする必要なく寄付することができる。
- もし自分で希望する臍帯血バンクを使うならば、出産前にキットを渡しておく
- バースプランは細かなことまで(針が苦手とか)書いてあってもいい。だけど柔軟性は重要。
- サポートナースが部屋に来る頻度は、コミュニケーション次第。プライベートを重視したいならそう伝えることができる。
- 病院に行くタイミングは5.1.1と覚えてほしい。陣痛が5分間隔で、1分間続き、その状態が1時間以上続いたら病院に来てほしい
- 破水したり、鮮血出血があったり、胎動を感じなくなったり、強い張りを感じたらすぐ病院に行くこと(電話も事前にすること)
麻酔の説明
麻酔の種類の説明
- 3つの麻酔がある(笑気ガス/オピオイド(点滴)/エピドゥラル(硬膜下麻酔)
- エピドゥラルを85%の人が選ぶ(27%の人に弱すぎる・強すぎるということがある)
- 帝王切開にはエピドゥラルを使う
- エピドゥラルを使っていてもSkin to Skinケアはできる
- 産後の痛みにはタイレノールやイブプロフェンを使うことが一般的
エピドゥラルの説明
- エピドゥラルをいつ打つか→自分が必要だと思ったら。いつでも打てる
- エピドゥラルは慢性腰痛の原因になるか→使用有無にかかわらず同じという結果がある
- エピドゥラルを頼んでどれくらいで打ってくれるか→一般的には5-10分。緊急事態が発生しているときは30分くらい待ってもらうこともある
- エピドゥラルで出産が遅れたり、帝王切開の原因になるか→そのような結果はない
- エピドゥラルを打ったら食事は食べれないのか→打った後は病院のポリシーに従った食事が必要
- エピドゥラルを打ったら歩けるのか→病院のポリシーに従い歩けない
- エピドゥラルを打ったらどうやってトイレに行くのか→尿道カテーテル。大のほうならばナースが世話をしてくれる
出産後、退院までの出来事や注意事項の説明
退院までの期間
- 出産後1-1.5時間の回復後マタニティユニットに移動する。
- 経膣分娩なら1-2晩、帝王切開なら3晩病院に滞在する(その後退院)
- 最終的には医者が退院時期を決める
マタニティユニットの説明
- 個室空間
- 母子ともに必要なものはすべて提供される
- 子ども用(オムツ、おしりふき、Tシャツ、粉ミルク、哺乳分など)
- 母用(下着、産褥パッド、クレンジングワイプ、シッツバス、ウォシュレットみたいなボトル、母乳パッドなど一般的なトイレタリー)
- 退院時の子の服は必要(カーシートに乗せやすい服が良い)
- もし好みがあるならシャンプーやボディウォッシュのトラベルサイズがあると良い。歯磨きは1回分提供できる
- ドライヤーはないので必要なら持ってくること
注意事項
- 現状のポリシーでは1人までしか泊まることはできない
- ソファベッドがある
- シャワー、トイレ、テレビ、フリーWifi等が提供される
- 食事のルームサービスは6am-9pmで利用できる、ファミリーキッチンや電子レンジもあり家から食事を持ってくることもできる、カフェテリアも利用可能
- サポート者は暴露を減らすため頻繁に病院の外に出ないようにお願いしている
教育
- 母子同室になったら母乳開始を促進する教育が提供される
- サポート者が夜は帰宅するならナースが夜はケアをする
- 母子ともに同じナースがケアするカップルケアを提供している(休憩と教育のバランスがとれる)
- 母乳育児経験やおむつ替え経験がない場合は、知らせてくれれば、帰るまでに快適な育児ができるようにサポートする
- 部屋では教育のためのビデオも見ることができる
母乳育児
- すべてのナースは母乳育児のトレーニングを受けている
- ラクテーションコンサルタントとアポを取って会うこともできる
- 搾乳機は一部屋ごとにあり使うことができる
子供に起こること
- 定期的なスクリーニングとテスト(血液検査等も含む)
- ビリルビンの血液検査
- 聴覚テスト(アルゴテスト)
- 心臓の検査
- 毎日小児科を訪問する この結果はプライマリーケアの小児科にも後で共有される
- 体重を測る
- 退院までに初めての入浴がある(出産24時間後)
- 産婦人科も毎日チェックを行う
手続き
- スタッフから出生に関する書類が渡されるので名前を考えておくか短いリストを準備しておくこと、記入にIDは必要ない
- Birth Certificate(出生証明)は自動では送られてこないので、自分でリクエストして取り寄せること。取り寄せには通常4-6週かかる
- SSNは自動的に家に送られてくる
QA
- マタニティフォトサービスはないが、緊急などでなければスタッフに頼めば写真を撮ってくれる
- トラブルシューティングにはナースやラクテーションコンサルタントを利用できる
- コロナ陽性であっても体調が安定していれば母子別室にならない。パートナーがコロナ陽性の場合は病院に入れない
- 男の子の場合、Circumcision(割礼)は個人の選択でするかしないかを決めることができる
- 一時保育も利用できるが、母子同室は育児を学ぶ良い機会である
小児科からの説明
小児科の種類は以下の2種類がある
- 出生から退院までの期間の小児科(病院がシフト等に応じて決める)
- プライマリーケアの小児科(退院後のケアをする小児科、自分の選択で決める)
いつ初めての小児科の予約を取ったら良いか
- 通常退院2-3日後に予約を取る
プライマリーケアの小児科では何をするか
- 成長のモニタリング
- ワクチン(最初の18か月)
- 新生児ケアの指導
- 質問の回答等
どのくらいの頻度で小児科に行くか
- 退院2-5日後
- 2週間検診
- 1か月検診
- 2か月検診
- 4か月検診
- 6か月検診
- 9か月検診
- 12か月検診
- 15か月検診
- 18か月検診
- 24か月検診
- 30か月検診
- 36か月検診
- その後は1年に1回
感想
以上2時間のみっちりしたオリエンテーションだった。
いくつか医療用語はよく分からないところがあり、何度ももう一度聞きなおしたりして、理解するのに時間がかかってしまった。
ちなみに帝王切開はCセクションと言っていた。単語が分からない上に、略されると意味不明になる。
聞いて良かったと思うが、言葉ができない身からすると詳細な資料を渡してくれるとありがたいのになぁと思う。
そして、どうせ説明どおりにはいかないのだろうなとも思う。
バースプランではないが、何事も柔軟性が鍵なのだろう。
教育にも通訳が使えるとありがたい。











ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません